vol.12 十勝のおいしい水と水の安全保障について 中川郁子(ゆうこ)の“ゆうこう(有効・友好)便”

十勝のおいしい水と水の安全保障について

こんにちは、中川郁子(ゆうこ) です。

令和2年7月豪雨について

「令和2年7月豪雨」により甚大な災害の発生に際し、被害に遭われた地域の皆様にお見舞い申し上げます。

骨太の方針案

7月8日(水)、2021年度の予算編成の指針となる「骨太の方針案」が示され、17日(金)に閣議決定される予定です。
方針案の骨子として幾つかある中で、「新たな日常」を見据えたデジタル化の推進に、私は注目しています。
以前にもメルマガ発信しましたが、IT活用による多様な働き方が加速すれば、都市部の一極集中から地方移住への後押しになります。
地方の素晴らしさ、そこにある大切なものを大勢の方々に知っていただきたいと願っています。

十勝の風景

~おいしい水~

7月も中旬に入り十勝では、広大な小麦畑が黄金色に染まっています。
風に首振る穂を目にすると、朝陽に染まる大海原を彷彿とさせる感動的な情景です。

各JAでは入念に整備された大型コンバインが青空の下に整然と並び、その勇姿は見るものを圧倒します。「広大な十勝平野のパッチワークと太平洋、そして、晴天の空」是非一度、私の地元・十勝のシンフォニーを堪能して欲しいと思います。

(写真:JA川西様ご協力)

十勝の水の重要性

先日、友人に誘われ芽室町上美生のベーカリー「カントリーブラン」を久しぶりに訪ねました。
店主の延與幸嗣(えんよこうじ)さんは、お隣の清水町出身。東京の有名店で長年勤務したのち、ハワイ、フランスなど海外で修行を積み重ねた努力のひと。
パンづくりの真髄は「水にある!」と美味しい水を探し求め、「日高山脈の伏流水」にたどり着き、当地にお店を開いたそうです。

「水」は私たちの生命(いのち)、生活、そして、あらゆる産業に必要不可欠なものですが、とりわけ質の高い農産物に良質の水は、欠かせません。

「水の安全保障戦略機構」でも提言しているように、安全で安心な「水」の確保は政治の大切な役割のひとつであると、私は考えています。
私が携わった「水循環基本法」の制定から既に6年が経過していますが、フォローアップが十分になされているとはいえない状況です。

私は、この「水」の大切さや安全保障、更には、水の怖さ(治水)の課題を前進させるためにも、皆様のご意見を「かたちにできる場」に戻らなければいけないと、強く感じている次第です。
自然あふれる夏の十勝。7月の畑を彩る花々を添えて…。(写真:コタニアグリ 小谷文子さん提供)

2020年7月13日 中川郁子(ゆうこ)

     

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