vol.189 「税制改正大綱が大詰め」、「音更町での講演会」 ~ 中川郁子のメルマガ/中川ゆうこの“ゆうこう(有効・友好)便” ~

こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。

早いもので12月も10日が過ぎ、街中では忘年会の看板を見かけるようになりました。仕事のうえでも、家庭でも、仲間同士の間でも予定が重なり忙しくなる季節。体調管理に気をつけながら、元気に年末を迎えましょう。

11月17日から開催していた、税制改正大綱を決めるための自民税調(税制調査会)が、大詰めを迎えています。

毎年12月中旬に「税制改正大綱」が公表されますが、これは次年度の税制改正の基本方針となるもので、この大綱をもとに税制改正法案が作成されます。

税制改正とは、国や地方などの財政状況や社会構造の変化に対応するために、毎年行われる税制の改正で、各省庁などからの要望・意見は、8月末に既に出されています。
また、例年の流れであれば、翌年1月以降に召集される通常国会で審議され、4月には改正法が施行されることとなります。

わたし達の暮らしに身近な税制について、定額減税、扶養控除の見直し、賃上げに向けた税制の拡充など、様々な角度から検討が行われています。
その中で私が担当させていただいたのは「異次元の少子化」のベースとなる「こども未来戦略」の柱となる税制です。今般の少子化対策において、児童手当は所得制限なしで高校生まで拡充されますが、高校生を扶養する親の所得税の控除額を現行の38万円→25万円、個人住民税で33万円→12万円に見直すことが検討されています。

児童手当が「全てのこどもの育ちを支える基礎的な経済的支援」として位置付けられたことを踏まえると、控除によって差し引きするとマイナスとなってしまうことがあってはならないと考えます。

また、扶養控除は高所得者ほど税の軽減効果が大きくなります。児童手当てと税のトータルで見た支援拡充の効果が高所得者世帯よりも低所得世帯の方で大きくなるようにすることが望ましいと思います。詳細は、決まり次第お伝えしたいと思います。

2023年は、水を考えるセミナーや十勝川治水100年記念講演会として、私たちが生きるうえで必要となる水について、また、憲法セミナーとして、我が国を取り巻く安全保障環境や新たな時代に必要となる新しい憲法について、皆さまと一緒に考えて参りました。

10日(日)、本年最後のセミナーとして、音更町の音更町総合福祉センターで、私と船橋参議院議員による講演会(自民党音更支部主催)を開催しました。

わたしは、食料基地北海道と水を考える会としてずっと続けてきた内、「治水」をテーマに「十勝川のこれからを考えてみませんか」、船橋参議院議員は、「マイナンバー制度について」をテーマとして、講演させていただきました。

年末近いこの時期に100人を超える多くの皆さまが真剣に耳を傾けて下さいました。本当に有難うございました。来年も頑張ります。

2023年12月11日
中川 郁子(ゆうこ)

     

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