vol.177 「全国豊かな海づくり大会」、「海上保安学校」(海上保安庁) ~ 中川郁子のメルマガ/中川ゆうこの“ゆうこう(有効・友好)便” ~

こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。

日増しに夜が長くなることから「夜長月(よながつき)」とも呼ばれている9月…例年であれば虫の声や風のにおいに秋を感じる季節ですが、今年はちょっと遅れているようです。​​​​​

17日(日)、天皇皇后両陛下は、道東の厚岸町で開かれた「全国豊かな海づくり大会」にご出席されました。

天皇陛下は、ご即位されてから初めて、両陛下がお揃いで北海道を訪問されるのは、24年ぶりになるとのことでした。

今回で42回目となる「全国豊かな海づくり大会」ですが、海の環境変化により減り続けている水産資源の保護と回復をしていこうという取組みで、式典では天皇陛下から「太平洋地域の広範囲で赤潮の発生が確認され、被害を受けた漁場の回復に向けた取り組みが進められて来ていることに心から敬意を表します。」とお言葉を述べられました。

厚岸港では「マツカワ(カレイ)、ホッカイエビ」の稚魚の放流などの行事が行われ、わたしも土屋北海道副知事、武部新さん、鈴木貴子さんとともに稚魚の放流を行わせて頂きました。

日にちが前後しますが、13日(水)、「海上保安議員連盟」の活動の一環として、京都府舞鶴市にある「海上保安学校」を見学させていただきました。

昭和26年に開校した同校は、敷地面積約10万3千㎡を有し、学生数約550名、教職員約140名が在籍しているそうです。

舞鶴市は、旧海軍の「歴史ある街並み」とリアス式海岸が作り出す風波平穏な天然の良港、お隣には「天の橋立(宮津市)」があり、歴史と自然豊かな環境の中で、学生達は教練に励まれていました。

海上保安学校への入学は、4月と10月(一部の課程のみ)の年2回チャンスがあり、船舶運航システム課程(1年)、航空課程(1年)、情報システム課程(2年)、管制課程(2年)、海洋科学課程(1年)があります。

基礎知識や法律を学ぶ座学、各種技能を習得するための厳しい訓練を経て、卒業が認められれば、やっと海上保安官になることができるそうです。

この日は、午前8時に国旗・庁旗掲揚ののち、課業整列(人員点呼)~教室までの行進という毎朝の行事から見学をさせて頂きました。

整列では、ふたりの学生から所信発表があり、10月卒業(前日に配属先が発表)に向けた家族や同期への感謝、そして後輩達への想いなどが熱く語られ、自分達は、常にボットム(初任者)の気持ちで努力する(初心を忘れずに謙虚な気持ちで任務を遂行する)と言った言葉に強い使命感を感じました。

「練習船みうら」では、2週間の航海訓練に出発する直前の学生さん達が調理した、京野菜を使った美味しい海保カレーをいただいたのち、第八管区海上保安本部・舞鶴海上保安部所属の「巡視船わかさ乗員」によるゴムボート(GB)展示訓練を拝見させて頂きました。

隊員の皆さんは、先のG7広島サミットでも警備に当たられた方々ということでしたが、その動きは凄いの一言です。​​​​


わたしの地元十勝広尾町にも、海上保安署があり地域の安心と安全を守ってくれています。

これからも応援していきます。​​​​​​​

2023年 9月 19日
中川 郁子(ゆうこ)

     

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