vol.154 「知床遊覧船沈没事故から一年、国土交通委員会で質問させていただきました」 ~ 中川郁子のメルマガ/中川ゆうこの“ゆうこう(有効・友好)便” ~

こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。

統一地方選挙の後半がスタートしました。

今週は委員会、本会議が目白押しに開催され、とてもタイトな日々ですが、帯広市議会議員選挙に立候補されている、同志の皆さま全員の当選を願い、応援に駆けつけますとともに、全国で頑張っておられる皆様のご健闘をお祈り申し上げます。​​​​

先週12日(水)、わたしが所属する衆議院「国土交通委員会」で「海上運送法等の一部を改正する法律案」を審議しました。

知床遊覧船「KAZU I」が、 斜里町の知床半島西海岸沖で消息を断ち、船内浸水後に沈没した事故から今月23日で一年が経ちます。

乗員・乗客あわせて26名全員が死亡・行方不明となった悲惨な事故が二度と起こらないよう、総合的安全対策7分野66項目を盛り込み、行政処分や罰則を強化する法律改正となりました。

私はトップバッターとして質問に立ち、斎藤国土交通大臣、石井海上保安庁長官、高橋海事局長に対し、順番に
(1) 本法案への思いと決意
(2) 北海道とりわけ道東における海上保安庁の救助体制の強化、自衛隊への派遣要請に係る改善策
(3) 国の代行として船舶検査を行う日本小型船舶検査機構の体制強化、小型観光船の水密化と既存船の安全対策への支援策

について質問をさせていただきました。

回答に立たれた皆さまからは、
(1)について
・このような痛ましい事故の再発防止に向けた強い決意と明らかとなった課題に対応するための法改正措置
(2)について
・釧路航空基地への機動救難士の新たな配置と、大型巡視船の配備、自衛隊との手続き見直しによる迅速化
(3)について
・日本小型船舶検査機構の業務改善計画の確実な実施と今後の指導監督
・改良型救命いかだや業務用無線設備、非常用位置等発信装置についての手厚い支援策

について回答をいただきました。
特に(3)に関しては、高橋海事局長に7分野66項目にわたる細かい制度改正も重要であるが、継続的なチェックの必要性について意見をさせていただきました。

今後も行政関係者の皆様には安全意識の更なる改革を求めて参りたいと思います。
​​​​​​​
2023年 4月 17日
中川 郁子(ゆうこ)

     

▼中川郁子(ゆうこ)の活動を twitterで発信中

メルマガ 会員様募集!登録はこちらから 中川昭一ライブラリー