vol.99 「宇宙への夢が近づいて参りました」、令和4年度予算「箇所付け」 ~ 中川郁子のメルマガ/中川ゆうこの“ゆうこう(有効・友好)便” ~

こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。

本日は、語呂合わせで「み(3)つ(2)ば(8)」の日だそうです。ミツバは、セリ科の多年草で、爽やかな香りと彩で料理をひきたてますが、実は栄養がとても豊富で美肌効果や免疫力の向上にも効果があるそうです。
今年度もあと3日、免疫力をアップして新年度も皆様のご期待に添えるよう、誠心誠意努めて参ります。

先週22日(火)、参議院本会議で「令和4年度予算」が成立しました。いま私達国会議員は、予算成立後に省庁が発表する公共事業などの「箇所付け(実施場所のこと)」を自治体や関係団体、地元新聞社に送る資料を作成する仕事をしています。地元に必要な事業をとりまとめ、概算要求に乗せて予算を要求・確保し、満足な結果をお知らせできた時は、大変嬉しいことです。

今回は、地域の皆様とともに私が長年取り組んできた、十勝大樹町に「民間による宇宙ロケット打ち上げ射場をつくる!」「北海道に宇宙盤シリコンバレーをつくる!」というスペースポート構想について予算化されましたので、ご紹介させていただきたいと思います。

プロローグ
この「夢とロマン」あふれる、壮大な挑戦に取り組むきっかけとなったのが2012年…私が初当選した直後に前・大樹町長の伏見悦夫さんに連れられ、東京・神田のJAXA(宇宙航空開発研究機構)東京事務所を訪問したことでした。

翌年は、元官房長官で自民党の航空宇宙政策の第一人者である河村建夫前衆議院議員にセスナに乗って上空視察を行って戴き、大樹町の地理的な優位性を政府に伝えて戴きました。当時は、種子島、内之浦に続く第三の射場をつくることなど、先の見えない挑戦だと誰もが考えていましたが、このご視察を契機に少しずつ事が動き始めました。

時を同じくして、堀江貴文氏が創設し、若い研究者の稲川貴大社長率いるインターステラテクノロジーズのロケット開発が注目を集めはじめました。そして、元衆議院議員の今津寛先生や、現在、内閣総理大臣補佐官をしている寺田稔衆議院議員など、自民党の宇宙政策のエキスパートである方々を大樹町にお招きし、事業についての賛同者となって戴きました。

そして2015年「宇宙活動法」「衛星リモートセンシング法」など、必要となる法整備のためのワーキングチームが立ちあがり、寺田稔座長のもとで私も主査をさせて戴きました。

法案が国会を通過した頃には、日本初の民間の打ち上げ射場をつくる計画を大樹町だけではなく十勝全体で盛り上げ、国内の企業や宇宙ベンチャー企業にもお声掛けし、政府の応援を得るための活動が本格化して行きました。

エピローグ
今回、地方創生拠点整備として商業宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」整備事業が採択され、今年度から3年間で総額23億円を超える「十勝の夢」が始まります。新しいロケット射場(LC-1)の整備と実験用滑走路の延伸…地域の観光振興と住民所得向上、そして何よりもこれからの十勝の発展に期待していますし、私自身も一層努力して参ります。​​​​

今回ご紹介できませんでしたが、スペースポートの他にも予算化された事業が沢山あります。一覧にまとめましたのでご覧ください。また、ご意見ご質問は、中川事務所までお願いします。





2022年 3月 28日
中川 郁子(ゆうこ)

     

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