こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。
わたしの地元十勝には、四季折々の素晴らしい景色と広大な大地と海の恵み…その恵みが生み出す食材が豊富にあります。
今回は、チーズについて取り上げます。
「北海道地チーズ博2022」(ホクレン農業協同組合連合会主催)が、2月11日(金)から本日まで、東京・渋谷ヒカリエホールで開催されています。今年で4回目を迎えますが、今回は「しあわせ実感、チーズ習慣。」をテーマとして、北海道産ナチュラルチーズの魅力と北海道地チーズのある暮らしを発信するイベントとなっています。
わたしも帯広に戻る前に行ってきましたが、約350種類のチーズが大集結していて、十勝からも人気のチーズ工房が参加していました。
先人が築いた伝統と作り手の創意工夫、風土を生かした製法で、多様に進化してきた「北海道のナチュラルチーズ」…。
ナチュラルチーズとは、ひとことで言えば乳を乳酸菌、天然酵母、酵素などを使い、固めて発酵熟成させたチーズのことで、自然のままに乳酸菌も生きているので、熟成度合いで味が異なります。
プロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱して溶かし、乳化剤で固めて型に入れてつくるもので、加熱しているため乳酸菌は死滅しているのでこれ以上熟成せず、冷蔵庫の中で日持ちします。
当日は感染防止を徹底しつつ大盛況で、自身でセレクトした5種類のチーズから、更にひとつを選んで投票する「北海道地チーズ総選挙」が人気で、皆さん真剣に味くらべをして投票していました。結果は、最終日の今日発表になります。どのチーズが選ばれるのか楽しみですね!
北海道が誇るナチュラルチーズ、きっと好みが見つかります。あなたにぴったりのチーズをご賞味ください。
今回、会場で十勝芽室町の長原ちさとさんと出会うことができました。長原さんはチーズのソムリエとも言える「フロマジェ」という認定資格をお持ちの方で、昨年、フランスで開かれた世界大会で第3位に輝きました。これからもチーズの魅力を伝える若き伝道師として、頑張って欲しいと思います。わたしも応援しています!
いつもお世話になっている「あすなろファーミング」さんや「十勝加藤牧場」さんも出店されていて、久しぶりにお目にかかることができました。
その他にも、共働学舎新得農場、チーズ工房NEEDS、十勝野フロマージュ、あしょろチーズ工房、しあわせチーズ工房、広内エゾリスの谷チーズ社も堂々と、その存在感を出していて、チーズファンを魅了していました。
どのお店のチーズも唯一無二の味で、それぞれが個性を秘めています。本当に美味しいチーズが揃っていますので、是非一度ご賞味ください。わたしも、おススメします。
関係者の皆さまのたゆまぬ努力が実り、日本にチーズ文化が定着しますように、微力ですが、私も尽力して行きたいと思います。
2022年 2月 14日
中川 郁子(ゆうこ)