こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。
先週26日(金)より、第213回通常国会が始まりました。この国会では日本の暮らしや産業、経済を支える令和6年度予算を審議して参ります。
能登半島地震で被災された地域の復旧・復興、そして、政治への信頼回復のための政治改革も行います。
最近ニュースなどで「銃規制」について取り上げられていますが、警察庁はこの国会にて「銃刀法の改正」について提出する予定です。
北海道は、最大体重が500キロを超えるヒグマ、150キロを超えるエゾシカが生息している地域として知られていますが、近年、その個体数が増加し農業被害をはじめ、JR北海道など列車との衝突や市街地での出没回数の増加など、生活への影響が深刻化しています。
現行の銃刀法では、狩猟免許を取得して10年間はライフル銃を所持することが出来ません。そのためライフル銃の代わりに、散弾銃と同様に1年目から取得することができるハーフライフル銃(ライフル銃よりも有効射程は短い銃)を使用して、有害鳥獣駆除や狩猟による捕獲が行われて来ました。
今回の改正案は、そのハーフライフル銃の所持についてライフル銃と同等に扱い、規制を強化するというものですが、北海道庁や一般のみなさんから「増加する有害鳥獣の被害」についてご意見を頂戴し、私が役員をしている内閣第一部会で検討した結果、道内の事情に応じた対応が必要であると結論しました。
警察庁も道内の環境等を勘案し、事情に応じた対応が必要であるとして「エゾシカ捕獲目的のためにハーフライフル銃を申請し、捕獲活動実績を確認されることを条件に許可する」という案を検討しています。
2月末の閣議決定に向けて、北海道での実態に適した運用となるように頑張って参ります。
週末に開かれた「第61回帯広氷祭り」の会場で、自動運転バスがお目見えしました。これは国土交通省が100パーセント負担した実証実験で、上士幌町で行われているものと同じ事業となります。
自動運転バスを見て、あれ?デザインが違う?と思われた方もいらっしゃると思いますが、こちらはエストニア製、上士幌のはフランス製だということです。
多くの人が集まった会場で、積雪寒冷地という条件に加え、交通量の多い道路で行ったことに大きな意味があると思いますし、なにより一般のみなさんに乗っていただき自動運転バスに触れていただくことが出来てよかったです。
最後になりますが、派閥の政治資金パーティーに関する政治資金収支報告書への多額の不記載があったことは、国民皆さまの大きな政治不信へと繋がっています。
三つの派閥、ひとつのグループは解散しましたが、私が所属する志公会(麻生派)は、26日(金)に集会を開き、それぞれが想い思いの発言をする中で、派閥は政策研鑽の場として、また政策集団としての役目を更に活発化して行かなければならないとの意見が多く、これからも結束して頑張って行くこととなりました。
志公会は唯一、伝統的に「政策集」を発行しています。私は昨年入会したばかりですが、積極的に政策集づくりに参加して参りたいと思います。
2024年 1月 29日
中川 郁子(ゆうこ)