vol.105 「高齢運転者対策が変わります」、「国土交通省の皆さんが十勝交通を視察」 ~ 中川郁子のメルマガ/中川ゆうこの“ゆうこう(有効・友好)便” ~

こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。

大型連休も終わり、今日から仕事という方も多いのではないでしょうか?
もし、連休中に生活リズムが崩れ憂鬱だなぁと感じていたら、いつもより少し早起きして15分くらい近所を散歩すると乱れた生活リズムを改善する効果があるそうですよ。

5月13日(金)に改正道路交通法が施行されます。今回の主な改正内容は、
●大型・中型免許、第二種免許の受験資格取得の見直し(19歳以上で可能に)
●積載制限の緩和
●高齢運転者対策

などとなっています。今号では、市民生活の中で特に影響が大きいと思われる「高齢運転者対策」に注目してみたいと思います。

高齢運転者対策(75歳以上)として、次の3点が改正されます。
(1)認知機能検査の検査方法の変更
(2)高齢者講習の一元化
(3)運転技能検査の新設

【変更内容】
(1)については、認知機能検査の検査項目が現行の「時間の見当識・手がかり再生・時計描画」の3項目から時計描画が廃止されます。
(2)については、検査結果が2区分に変更され、認知機能検査結果による高齢者講習が2時間講習に一元化されます。
(3)​​​​​​​については、過去3年以内に一定の違反(11の違反類型が設定)をした運転者は「運転免許試験場や教習所」で、実車による運転技能検査を受ける必要があります。更新期限の半年前から何度でも受験できますが、不合格の場合は免許更新ができません。検査手数料は1回につき3550円と定められました。

【運転技能検査の対象となる違反類型】
・信号無視
・逆走、反対車線へのはみ出しなど
・通行帯違反
・速度超過
・横断や転回などの違反
・踏切の直前で停止しないなど
・交差点右左折で左端や中央に寄らないなど
・交差点での安全不確認、他車への妨害など
・横断歩道を渡る歩行者の妨害など
・安全運転義務違反
・携帯電話使用など

また、今回の改正で「衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違え時の急加速抑制装置などの安全機能」を備えた「安全運転サポート車限定」(サポカー限定)の免許制度が導入されます。
申請に年齢制限はありませんが、限定免許で普通車を運転した場合「免許条件違反」となり、3月以下の懲役または5万円以下の罰金となり違反点数が2点付与されます。

7日(土)は、国土交通省総合政策局地域交通課の皆さんが、「アフターコロナに向けた地域交通」の「リ・デザイン」の一環として、十勝エリアの視察にお出で下さいました。

十勝地方のみならず、日本各地の「地方」が抱える問題として、コロナ禍による交通事業者の経営困難、高齢による免許返納など、所謂「交通弱者の増加」という日常生活への不安が山積している現状です。

これら問題を解決するための手段として、例えば「交通と医療」「交通と教育」など異なる業種や地域連携による「共創」で、新しいコミュニティを“共に創る試み”が全国各地で始まっています。

今回は、十勝地域でデマンド型交通(バス・タクシー)を利用している皆さまから直接の声を聞き、更なる深化を進めるための視察で、国土交通省総合政策局地域交通課からは「十勝エリアの底力と未来を感じる」とのご意見をいただきました。
ご協力くださいました、音更町、芽室町、帯広市大空団地の皆さま、たくさんのご意見やご感想ありがとうございました。
私も、地域の皆さんと「未来」を「共に創る」ために頑張って参ります!

2022年 5月 9日
中川 郁子(ゆうこ)

     

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