vol.84 「乳製品の余剰在庫問題について」 ~ 中川郁子のメルマガ/中川ゆうこの“ゆうこう(有効・友好)便” ~

こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。

今年も残すところ、あと18日となりました。
週末に戻った帯広は、ピリリッとした空気の中で息をするのを忘れるほど美しい「青と白」のコントラストが、わたしを出迎えてくれました。

これからの季節も本当に美しい十勝…。
是非一度、冬の十勝にも足をお運びいただければ幸いです。

青空の下、冬の十勝の木々

乳製品の余剰在庫問題について

昨日12日(日)、帯広市において自由民主党畜産・酪農対策委員会の国会議員と道議会議員、農林水産省と十勝のJA代表者が集まり、酪農問題に関する意見交換会が行われました。

十勝、帯広市で行われた自由民主党畜産・酪農対策委員会の国会議員(中川郁子)と道議会議員、農林水産省と十勝のJA代表者が集まった酪農問題に関する意見交換会

主な議題は、「牛乳乳製品の余剰在庫問題について」というものですが、問題発生の経緯を順を追って説明しますと
(1)コロナ禍によって外食の機会が減る
(2)それにより全国で飲用の牛乳の消費が減る
(3)生乳は腐敗しやすい液体の農作物なので、バターや脱脂粉乳などの加工製品へ
(4)コロナ禍によってお土産用のお菓子、観光地飲食店の売り上げが減少
(5)結果、加工乳製品の在庫が積み上がる

というものです。

また、これを防ぐために北海道の酪農家が、自主的に費用を拠出して必死に対策を行っています。簡単に説明すると酪農家が2円24銭/kgを自らの乳代から出しています。北海道全体でみると100億円/年を負担していることになります。

これでは、北海道の酪農家の経営が持たないということで、来年4月以降は北海道以外の生産者も加わって、全国一律に費用負担をすることと、北海道の酪農家が生産抑制(早期に乾乳するなどして生産を抑える)をすることにしました。

4月以降も社会情勢は改善しているとは言えないので、これだけでは足りません。農産物の需給調整は、生産者の努力に頼るだけではなく、消費者の理解を得て、生産者が納得する「政治決着」が求められていると私は判断します。

問題解決に向けて全力で取り組みます。​​​​​​​
中川ゆうこ国会議事堂前の写真

かつて、酪農戸数の減少に歯止めがかからない状況があり、対策として国は畜産農家をはじめ、地域の関係事業者が連携・集結し、地域ぐるみで高収益型の酪農経営を実現するための体制として「畜産クラスター」という制度を全国的に推進してきました。

大規模経営のみならず、中・小規模の酪農家の皆さまにも充分に恩恵のある、将来を見据えた制度でもありますので、制度を理解せずに主張する方々に惑わされることなく、生産基盤強化をしていくことが、持続的な農業の発展に繋がると私は考えています。

今週も永田町で頑張ります!
応援よろしくお願いします。​​​​​​​

2021年 12月 13日
中川 郁子(ゆうこ)