~産学官の叡智を集め、各種プロジェクトの十勝での実現を目指す~
- 「地方の創生と人口減少の克服」のモデル地域に
- わが国の重要課題である「地方の創生と人口減少の克服」について、十勝においては、関係者の叡智により、農地をフル活用した農業が定着し、弛まぬ努力により過疎地域を脱却した町があり、ふるさと納税の創意工夫で注目を浴びる町があるなど、モデルとなるような事例が豊富にあります。これらの事例を十勝の総合力に発展させることができれば、全国のモデル地域になり得るのではないかと考えています。十勝で、全国の模範となるような「地方の創生と人口減少の克服」への取組の実現を目指します。
- 食料基地の強化
- 世界の「穀倉地帯」と呼ばれる地域は、価格形成機能も持つ(輸出も含めた)物流の集散基地です。十勝ではそれらにつながる萌芽は見られるものの、総体でみると「原材料供給地域」に留まっています。十勝の豊富な農畜水産物については、より付加価値を向上させ、販売する仕組みづくりを、産学官の叡智とともに構築してまいります。
- 気候風土を活かした産業技術の普及
- 自然が豊富で、“十勝晴れ”といわれるように日照時間が長く、寒暖差が大きいという特徴を活かした、雪氷冷熱、バイオマスエネルギーの利活用、小水力発電、地熱発電など、十勝の地域資源と特徴を活かした産業技術の普及を目指します。
- 農山漁村体験の感動を全国へ発信
- 十勝地域は、先人の弛まぬ努力によって、第一次産業を基幹とした足腰の強い経済の礎を築いてこられました。このことを踏まえ、農業や漁業について、子どもたちが実体験することは、今の日本に求められている「心豊かでたくましい子どもの育成」に通じるものがあると考えられます。ありのままの農山漁村生活を体験するホームステイの取り組みは、第一次産業の必要性、「食の大切さ」を知ってもらう絶好の機会であるとともに、人材育成の要として定着するよう引き続き応援をしていきます。
- 清廉な“水”の保全・活用
- 議員立法により「水循環基本法」が成立し施行されました。基本理念として、水は循環するものであり、皆で順々に使うものであることから、できる限り汚すことなく次に伝えていくことが求められています。いうまでもなく、十勝の農業、産業、生活は、清廉な水によって支えられています。党政務調査会水特命委員会事務局長として、水に係る諸課題を整理・分析し解決を図るとともに、十勝の水の保全、管理、様々な分野での活用に尽力してまいります。
- とかち帯広空港のフル活用
- 朝どれの農産物等の輸送体制の強化(カーゴ便の就航)、観光客の増加のための海外チャーター便の増便、利便性に配慮した発着枠の拡大、発着時刻の改善等を推進します。
- 十勝港のフル活用
- 高規格道路の広尾町までの延伸の早期着工・竣工を実現することにより、農畜産物や資材運搬の効率化、観光アクセスの改善、緊急時搬送の改善等が期待されることから、全力で推進していきます。また、大型旅客船の来港は、観光の活性化、人的交流の活発化に直結することから、関係者とともに数多くの来港を目指します。また、十勝農業の資材移入及び生産物移出のための物流ネットワークの要として整備を進め、日本の食料基地としての基盤を固めることを目指します。
- スペースポート計画の実現(十勝から宇宙へ)
- 十勝における「航空宇宙産業基地」形成を前進させるため、地理的条件や気候的条件に優れた地域性を活かし、大樹町多目的航空公園を中心に、ロケットの新射場と空中発射、スペースプレーン機の離発着可能な滑走路の整備など、「北海道スペースポート計画」を着実に進めてまいります。
また、次世代国産ジェット機の開発が複数の企業で本格化しております。これらの「日本の夢」を十勝で実現することを目指します。